群馬銀行境支店の建て替えにおける『ZEB』に関する設計業務を受託
~東京電力グループとして初のお客さま施設の『ZEB』設計を実施~
2024年 2月 29日
東京電力ホールディングス株式会社
東電設計株式会社
東京電力ホールディングス株式会社(以下、「東電HD」)と東電設計株式会社(以下、「東電設計」)は、株式会社群馬銀行(以下、「群馬銀行」)が行う境支店(所在地:群馬県伊勢崎市境309)の建て替えに際し、『ZEB』※1支援を含む設計業務を共同(以下、「設計JV」)で受託することとなりました。東電HD及び東電設計はZEBプランナー※2の認証を取得しており、今回が東京電力グループ以外のお客さま施設の『ZEB』設計を実施する初めての事例となります。
新店舗は、2025年3月のオープンを予定しており、群馬銀行の温室効果ガス排出量「2030年度 ネットゼロ」目標の達成に向けた取り組みの一環として、群馬銀行初の『ZEB』認証の取得を目指します。
省エネ性能を極限まで高めた機能美と、かつて日光例幣使街道の宿場町として栄えたその街並みの面影や、地域に点在する赤煉瓦造の伝統的なデザインを融合した「エネ・モダン」な集いの場となるよう設計します。
設計JVでは、『ZEB』認証の取得に向け、東京電力グループが長年にわたって行ってきた省エネの普及活動で得られた知見を最大限に活かして施設の設計を行います。具体的には、これまでの群馬銀行の店舗設計基準における省エネ性能を抜本から見直し、高効率・高断熱設備を導入することで省エネ性能を高めるとともに、屋上を中心に50kWを超える太陽光発電設備を設置し、発電した電気を店舗内で使用する等の取り組みにより、建物でのエネルギー収支をゼロとする設計とします。
東京電力グループでは、今後も『ZEB』設計業務を通じたお客さまのSDGs・ESGに対する取り組みへの支援を通じ、カーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。
※1 Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、「ゼブ」と呼び、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のこと。
※2「ZEB設計ガイドライン」や「ZEBや省エネ建築物を設計するための技術や設計知見」を活用して、ZEB実現に向けた相談窓口を有し、業務支援(建築設計、設備設計、設計施工、省エネ設計、コンサルティング等)を行い、その活動を公表する事業者のこと。
【参考】東京電力グループのカーボンニュートラルに向けた取り組み
東京電力グループは、世界的な潮流であるカーボンニュートラル社会に向けて、発電・供給からお客さまの設備・電気の使われ方に至るまで、総合的な知見と技術を活かしたカーボンニュートラルの取り組みをお客さまと積極的に進めるとともに、エネルギー構造の転換によって安全で持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
•東京電力グループのカーボンニュートラルに向けた目標及び環境の取り組み
https://www.tepco.co.jp/about/esg/environment/carbon-neutrality/targets-initiatives-j.html
以 上